なんとなくサイケデリック
国立のモスク、バイトゥル・ムカッラム
寺院の境内で粘土を型にはめて像を作る男
ヒンドゥー寺院で大学生と知り合いいろいろな話をしました。日本のことにとても詳しくてびっくり。この国には親日家が多く嬉しい限り
何を商う店だったかわからずじまい
金属加工の工房にて
オールドダッカには「良い路地裏」がたくさんあります
プラスチック粒の商店
人・人・人
挨拶の後には必ずどこから来たか聞かれます。日本と答えるとおぉ、という反応
スターモスク
学校帰りの兄弟と
とにかく観光客は見かけません
これは町の集会場。ここで近くの学校の評議員だという人に声をかけられました。茶を奢っていただいた上、新しい校舎を建設中だから案内したい、とのこと
6,000人の生徒を擁する歴史ある学校だそうで、男子部と女子部に分かれています。こちらは女子部
職員室に案内されました。残業中の全員から握手を求められ、各人のスマホで代わる代わる写真のリクエスト。考査準備で忙しいなか、盛大な歓迎を受けました。右端の方が評議員です
再び学校の歴史や新校舎概要の説明を受け、最後は講堂で記念撮影。物理の先生いわく、日本は自国の次に好きな国なのだそうです。ありがたや
なにかとカラフル
よその国ではお目にかかれないこんな光景も見納め
無題、あるいはドア
本当に味わいのあるまちです。本日の総歩行距離は20km
すっかり日も暮れました。ダッカ中央駅から今度こそ鉄道で空港駅に向かいます。 治安が悪いから荷物は背負わず前に抱えろとか強盗に渡す財布を別に用意しろとか散々警告される国ですが、九日間を過ごしてみて危険を感じたことは一度もなく、それどころか人々の優しさが身にしみるホスピタリティの国でした。 不如意なことが多い分だけ濃い経験ができる国、バングラデシュ。お勧めです
このアザーンを聞きたくてイスラム圏ばかり旅している気がします
場所: ダッカ (23.7302、90.4152)
住所: バングラデシュダッカ管区ダッカ
【バングラデシュ5】バスに延々八時間揺られ、もはやホームタウンの感もあるダッカに戻ってきました。
この騒々しくも刺戟的な国とも遂にお別れ。最終日はダッカ市内をゆっくり歩いて回ることにしました。
体調が落ち着いてきたので宿を引き払ってローカルバス溜まりへ向かいます。あっちのバスだと言われあっちに行くとそっちのバスだと言われ、諦めかけた頃この素敵なバスに辿り着きました
小一時間バスに揺られて30km近く離れた村プティヤで途中下車。かつてローカルバスの下車にはコミュニケーションスキルや土地感覚、それに少々の運が必要でしたが、スマホがある今は簡単です
寺院の中に入るにはガイドを頼む必要があるそうですが、村歩きができれば十分なのでお断りしました
学校でしょうか、通りかかった建物の窓を覗いたら奥から子どもたちが集まってきました
水面にシヴァ寺院が美しく映り込みます
水辺のある風景、それだけで絵になります
タイヤを転がして遊ぶ子どもたちと野犬
シヴァ寺院を背に
のどかなのどかな小さな村です
泥(?)を木の棒に巻き付けて干し、何かを作っている女性。言葉が通じればいいのですが
他の国に比べると中国人と間違われることが比較的少ないように感じます
またローカルバスを拾ってラジシャヒに戻ってきました。その場で生きた鶏を絞めてもらうことができます
あんな運転で良く事故らないなと思っていたら目の前でオートリキシャの事故。客として乗っていたらと思うと…
陽気なフルーツ売り
渡し船でガンジス川(ボッダ川)の向こう岸に渡ってみようと思います
10秒くらいで到着
いつものように写真のリクエスト。次々人が集まります
なぜ落ちないのか不思議
揚げたてがいただけます
学生の皆さんに声をかけられました
今度はご家族連れ
お次は女子大生の皆さんと
二人で食事にでかけました。日本に興味があるそうです
薬屋さん。もう何がなにやら…
屋台の揚げ物屋は大賑わい
信号がなくても踏切はあります。列車が見えていても直前まで気にせず渡る人多し
ゼロポイントと呼ばれるラジシャヒ中心部の夜。人口密度世界一は伊達ではありません。病み上がりにしては盛りだくさんの一日でした
住所: Rajshahi Dhaka Highway, 6260 バングラデシュラジシャヒ管区ラジシャヒ
【バングラデシュ4】食中毒で宿に引き篭っての静養を余儀なくされていましたが三日目に復活し、ローカルバスでヒンドゥー寺院の残る美しい村、プティヤへの日帰り旅に出かけました。
タイムラインの写真
スリモンゴルからの鉄道の切符がとれなかったので、とりあえず宿の人に教えてもらったバス溜まりに早朝向かいます。何台ものバスが停まっているのでどれかには乗れるでしょう
タイムラインの写真
ダカ(=ダッカの地元での発音)、ダカ、と叫びながら歩いていると黄色いおじさんが「ダカ?」と手書きの切符を売ってくれました。すぐに発車です
タイムラインの写真
しかし、どうやらこのバスは路線バス。途中の町で毎回停まって物売りが乗り込んできたり通学の学生が乗り降りしたり
タイムラインの写真
3時間半で着くはずが結局6時間。首都とは思えぬ場末感がたまらないダッカのバス溜まり周辺
タイムラインの写真
三階建ての豪華客船が何十隻も並び、船員たちが大声を張り上げている光景は壮観です
タイムラインの写真
これから旅立つご家族に呼び止められました
タイムラインの写真
娘さんから一緒に写真に写ってほしいとのリクエスト。あちこちでそう頼まれ、人気者になった気分
タイムラインの写真
すっかり日も落ち出港です。乗ってみることも頭をかすめましたが、人気あるそうだしここでは切符買えなさそうだし24時間以上かかるそうだし、ハードル高し
タイムラインの写真
バスは時間がかかりすぎるので次の町ラジシャヒへは翌朝の飛行機で行くことに決め急遽チケットを取りました。鉄道で空港へ向かうべく朝4時半に起きて中央駅まで歩きます。駅の通路ではホームレスがお休み中
タイムラインの写真
しかしいくら待っても列車が来ない。英語できる人をつかまえて尋ねると、「遅れてるね。なんのアナウンスもない」とのことなので諦めてCNGで空港までかっ飛ばしました。早朝なので渋滞もなし
タイムラインの写真
空港に入ろうとすると国内線はここじゃないと止められました。ゲゲっと思いましたが歩いていけるお隣の建物でした
タイムラインの写真
ところが飛行機まで遅延。1時間遅れるとのことでしたが実際は2時間近く遅れました。搭乗時、裕福そうなご家族から写真のリクエスト。久しぶりのプロペラ機です
タイムラインの写真
結局どこにどうやって移動しても一日がかりということのようです。ラジシャヒ空港は地味な佇まい
タイムラインの写真
オートリキシャで向かったラジシャヒ駅の切符売り場も長蛇の列。明後日のダッカ行きを取ろうとしたらまたもや売り切れでした。そのせいかなんだかとても寒く、体がだるくなってきました
車窓からの風景。こんな感じでのんびり走ります
ブリゴンガ川を航路とする国内各地への客船が出る船着場、ショドルガットへ初のリキシャで向かいます
この国に信号はないので、交差点に人とリキシャとCNGが集中すれば動かなくなるのは必然。仕方がないのでここで降りて歩くことにしました
場所: ラジシャヒ (24.366666666667、88.6)
住所: 6000,6100, 6203 バングラデシュラジシャヒ管区ラジシャヒ
【バングラデシュ3】一旦ダッカに戻ってから西部の町ラジシャヒへと向かいます。路線の関係でダッカをハブにせざるを得ず、かつどれも一日がかりの移動になりなかなか大変です。
スリモンゴル駅前に広がる大規模な市場。暗くなってなお賑やかです。この国では太陽暦の年末年始は休日ではなくいつも通り。休みはベンガル暦、イスラム教、キリスト教、仏教にちなんだ日が中心です
青果、魚介、生きた鶏、穀類から雑貨や機械類まで専門店が並びます
翌朝オートリキシャの運転手と交渉し、8kmほど離れた熱帯雨林で有名な国立公園へ。最近は配車サービスを使うことが多かったので、言葉が通じない中電卓叩いて交渉するのは久しぶり
公園内を鉄道が貫いています。鉄道は便数が少なく、運行時刻もよくわからないので切符の入手が困難です。昨晩スリモンゴル駅でダッカに戻る切符を頼んだら満席とのことで取れませんでした
確かに熱帯雨林ですね。実際、まさかの雨天で動揺しましたが、必須とされるガイドを雇っての一時間コースのトレイルを終える頃にはやんでいました
美しいコリウス
こんな人荷共用車を何台かやり過ごしたあと、町に戻るオートリキシャを掴まえることができました。郊外から町に戻るのは行きより困難なので要注意
このトラックもある意味人荷共用
塀に囲まれた広大な沐浴場がありました
宿の人にお薦めされた国立茶研究所へ、再びオートリキシャで向かいます。しかし16時まで開かないとやらで入れてもらえなかったので、代わりに研究所近くのディープな集落を探訪することに
作業する母子
ベンガル語でも挨拶の言葉はアラビア語と同じ「ッサラームアリーコム」。この魔法の言葉一つ唱えれば打ち解けるのは簡単です
近所の子どもたち大集合
頭に草を乗せて運ぶ女性たち
チョロっと覗いたら庭に招き入れられました。ベンガル人は揃いも揃って小顔の人たちだらけ
お次は少年のお宅に招待されました
町に戻ってまた散策、床屋さんです
屋台のおじさん。この町に外国人は珍しいので皆から声を掛けられます
街かどで声をかけられ、ミルクティーを二杯も奢ってもらいました。バスで一緒だった人は昼食を奢ってくれたし、皆本当に親切です。私が払おうとしてもYou're my guestと言って払わせてくれません
本屋の老人。この国には文盲の人も多いらしく、コロンボからの機内で隣席だったベンガル人からは入国カードを代わりに書いてくれと頼まれました
混沌の地に秩序のようなものは一切ありません
雑貨は通常店舗より露店の方がよく売れるようです
相場感覚と行き先の伝え方さえ掴めば、スマホで配車サービスを使うよりずっと楽な乗り物です
場所: Sreemangal (24.308248751667、91.735694915)
住所: Sreemangal, 3210 BangladeshSylhet DivisionMoulvi Bazar
【バングラデシュ2】除夜の鐘・年越し蕎麦・おせち料理、そんな静謐さの対極ともいえる混沌に満ちた辺境で迎えた新年。
長距離バスで田舎町スリモンゴルに移動し、ダッカを上回る喧騒に包まれ過ごしています。
現代文明に守られている感のある空港を出て、身一つでこの出待ちする群衆の中に飛び込んでいく瞬間の背筋が伸びる感覚が好きです
タクシーの客引きを逃れて徒歩で空港敷地外へ。歩道橋を渡って空港駅へと向かいます。こういう歩道橋を見るとデリーで詐欺師どもにまんまと嵌められた嫌な思い出が蘇りますが、ダッカは平和でした
こぢんまりした空港駅前で客待ちする天然ガス三輪車のCNG
リキシャで出発する女性たちと漕ぎ手。さすがに三人も乗せると重労働なので追加料金取られるようです
まったく進まないチケットカウンターの列に延々並びやっと自分の番になったのに、係員はここではないあっち行けと指差します。あっちといわれてもね…
やむなく一旦構内に入り、跨線橋を渡って駅を出るといかにもな感じの小屋を発見。しかし中の兄ちゃんはひたすら札束を数えていて何を訊ねても「待て」しか言わない。30分ほど粘ったらやっと売ってくれました
古い列車が到着。屋根にまで人が乗っている写真が有名ですが、そんなことはありませんでした
編成中程に連結された機関車だか発電車だかはドアが開放されていて入り放題。ディーゼルエンジンの音が響きます
運良く二人用の小さなコンパートメントの座席をゲット。改札も検札もありませんでした
ダッカ中央駅に到着。英語がほとんど通じない、町中のあらゆるところで英語表記は皆無、おまけにアラビア数字も使われておらず難易度の高い国です
軽食屋に群がる人々
やっぱりバスはこうでなくちゃ
教育施設の前で
地元の高校生たちと
商店街の電気屋さん
ダッカ名物の渋滞。車やバスでの移動にかかる時間は読めないらしく、手堅い鉄路を選択
表通りも裏道もリキシャだらけ
日本で言えば東京駅丸の内口前にあたるであろうダッカ中央駅前の喧騒。このあとそこら中のモスクから大音声でアザーンの詠唱がバラバラに被さってきてカオスでした
場所: ダッカ (23.7302、90.4152)
住所: バングラデシュダッカ管区ダッカ
【バングラデシュ1】真の喧騒を体感できる国が少なくなった昨今、人口密度世界一のこの国は期待に応えてくれます。素人さんお断りの濃い国です。
久しぶりの成田、おびただしい便名を眺めるだけでなんだかジーンときます
大量の迎車を尻目にUber呼んで乗り込みます。スリランカを訪れるのは20年ぶりですが、便利な時代になりました
宿の前の道、真っ暗。野犬が何匹かうろちょろしていました
シャワー浴びようとしたらおなじみの停電、ランタンが配られました。こんなところは昔と一緒
民泊タイプのきれいな宿でオーナーはフレンドリー。お願いして未明に空港まで送っていただきました
場所: コロンボ (6.9179、79.863)
住所: スリランカコロンボ
実に3年ぶり、43ヶ国目の渡航先はバングラデシュ。途中スリランカで一泊しました。
ダッカでは6年前、コロンボでは3年前に日本人を含む多数の犠牲者を出した大規模テロがありました。治安当局による掃討が進んだとはいえまだ散発的に起きているようなので気をつけて行ってきます。